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Report

《 2019.9.3 》

大島老健局長「ケアマネが自信を持てる環境作りに取り組む」


《 厚労省・大島老健局長 31日 》

徳島市で8月31日から2日間にわたって開催された日本介護支援専門員協会の全国大会で、厚生労働省の大島一博局長が講演した。

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大島局長はこの中で、高齢化の更なる進行などで介護ニーズが一段と拡大していく今後に備え、引き続き地域包括ケアシステムの構築に注力する姿勢を改めて示した。
 
そのうえで、「様々なサービスを有機的に機能させる橋渡し役であるケアマネジャーの活躍、あるいは地域課題の把握や地域作りを担う主任ケアマネの活躍に対する期待は一層高まっていく」と強調。2021年度に控える次の制度改正・報酬改定を念頭に、「ケアマネが自信と誇りを持ちながら国民の期待に応えられるような環境作りに取り組んでいく。そのことも踏まえて制度を考えていきたい」と約束した。
 
加えて、「専門職どうしのネットワークがやはり大事。日頃からそれをどう形成しているかが大きなポイント」と指摘。「利用者の状態に応じた最適なサービスへといかにつないでいくか、ケアマネが果たす役割は非常に大きい」と述べた。
 

「地域作りそのものに関わって」

 

大島局長はこのほか、サービスの担い手の減少や厳しい財政、認知症の高齢者の増加、生活支援ニーズの拡大、健康寿命の延伸といった今後の課題を踏まえ、地域作りの重要性を繰り返し訴えた。
 
「介護保険の給付に基づくサービスの展開と、介護保険の給付を使わずに高齢者が地域の中で安心した、充実した暮らしを送れるようにする取り組みとを、バランス良く進めていくことになる。そういう方向へ向かう」と説明。全国の関係者に対し、「ぜひ地域作りそのものに関わって頂きたい。自分の地域はどんな課題を抱えているのか? そうしたことにも関心を持ち、自ら課題の解消を図る地域の主体的な動きを引っ張って頂きたい。それが今後の日本にとって大切なことではないか」と呼びかけた。